敗血症の1時間バンドル
看護師の皆さん、ゴールデンウィークの勤務は発表されましたか?僕は4連休がある予定です。買いたいものとか行きたい場所とかはないんですが、やりたいことはたくさんあって休日の時間を消化しています。プログラミングを勉強して独自ドメインのブログも作りたいなーとも最近思います。独自ドメインブログは自己資産という考え方だそうです。看護師の母数は多いので、看護師から読まれるサイトを作れば収益もあるかもです。
英語論文でinputすることも自己投資の一つです。しゃべれなくても文を読むことはできれば世界中のsource(情報源)にアクセスできます。大学院にも行けちゃうかもしれません。TEDとか見てると急に大学院行きたくなるんだけど(*'▽'*)
The Surviving Sepsis Campaign Bundle:2018 Update
敗血症の1時間バンドルが2018年に提示されたみたいです。Early Goal Directed Therapyでの6時間以内の目標達成や、Surviving Sepsis Campaign Guideline 2016での3時間バンドルを1つにまとめて5つの項目から成り立っています。ほぼSSCG2016の3時間バンドルの内容と同じです。しかし目標時間が1時間以内に短縮されたということは、できるだけ迅速に介入することが良いアウトカムにつながったということです。
- Measure lactate level. Re-measure if initial lactate is > 2 mmol/L
- Obtain blood cultures prior to administration of antibiotics
- Administer broad spectrum antibiotics
- Rapidly administer 30mL/kg crystalloid for hypotension or lactate ≥ 4 mmol/L
- Apply vasopressors if patient is hypotensive during or after fluid resuscitation to maintain mean arterial pressure ≥ 65mm Hg
キーワードは上から順に「乳酸値測定」「血液培養」「抗菌薬」「晶質液投与」「昇圧剤」となっています。乳酸値の正常は0.2~1.4mmol/Lです。5mmol/L以上で乳酸アシドーシスの状態。
治療は全て終わらなくてもこの5つは1時間以内にできるでしょ、と念押しされています。確かに採血・ルート確保・輸液なら1時間以内に完了しそうです。でも医師・看護師で共通認識がないと医師は抗菌薬をオーダーしたのに、看護師が薬局に取りに行くのを後回しにして投薬が遅れる、ということが発生してしまいますよね。
看護師の仕事は基本的にマルチタスクで優先順位の選択の連続ですから、優先順位の選択理由をしっかり持っている人は仕事が正確で効率的です。看護は曖昧で不確実なことは多いですから、こういう証明されたことに関してはしっかり守っていきたいですね。